保育士の仕事&キャリア
2024.06.25 更新
保育士必見!保護者や子どもとの円滑なコミュニケーション術
保育士として働く中で、子どもたちとの信頼関係はもちろん、保護者との良好な関係づくりもとても大切です。日常保育や送迎に対応する時間の中で、どのように保護者や子どもと円滑にコミュニケーションを取るかについてのポイントをご紹介します。
相手を理解するためのコツ
保育士と保護者、そして子どもたちとのコミュニケーションは「信頼と理解」に基づいています。互いを信頼し、円滑なコミュニケーションができるよう以下のようなポイントに注意してみてはいかがでしょう。
アクティブリスニング
接する時間が短い保護者と話すときや、多くの保育園児に対応するなかで、それぞれの思いを理解するためには、積極的な傾聴であるアクティブリスニングが有効です。単なる情報の受け取りではなく、感情やニーズを理解するために質問を投げかけることも大切です。
共感
相手が感じていることに共感し、理解を示しましょう。特に感情的になっている相手には、「わかってもらえた」という安心感が問題解決の糸口になります。「こういう風に感じたんですね」という共感の言葉で安心感を感じさせましょう。
子どもたちとのコミュニケーション
未就学の保育園児とのコミュニケーションには、さまざまな保育理論があります。理論的に学んだことと、日常保育での観察や経験を交えた実践が重要になります。
遊びを通じたコミュニケーション
言語能力が未発達な子どもたちとは、一緒に遊ぶことが信頼関係の基礎になります。千差万別な子どもそれぞれの個性を尊重しながら、笑顔と愛情を込めて接してください。
感情表現のサポート
保育園児はうまく感情を表現できないことがあります。気持ちに寄り添い、サポートする姿勢を持ちましょう。
オープンなコミュニケーション
わかりやすくオープンな共有ができていると、安心感がありミスや勘違いが減ります。
スケジュール共有
保護者に保育プログラムのスケジュールを提供し、予定されている活動やイベントを共有しましょう。わかりやすくスケジュールが共有されていると、コミュニケーションも活発になります。
連絡ノートやデジタルツールの活用
-連絡ノートを活用し、日々の出来事や子どもの様子を記録します。また、最近ではデジタルツールを使って写真や動画を共有することも一般的です。保護者は仕事中でも子どもの様子を確認できるため、安心感を持つことができます。
定期的な面談や懇談会の実施
定期的に面談や懇談会を開催し、保護者と直接話す機会を作ります。この場で、子どもの成長や課題についてじっくり話し合うことで、より深い理解を得ることができます
まとめ
保育士として保護者や子どもとの円滑なコミュニケーションを図ることは、より良い保育環境を作り出すために不可欠です。送迎時の短い時間を活用して親しみやすい雰囲気を作り、日々の連絡ノートやデジタルツールを活用して情報共有を行いましょう。
また、子どもたちと一緒に遊びながら信頼関係を築き、保護者との協力体制を整えることで、子どもたちの成長をサポートすることができます。これらのコミュニケーション術を実践して、保護者や子どもたちとより良い関係を築きましょう。
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