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保育士の仕事&キャリア

2024.08.06 更新

女性保育士のキャリアパス研究!結婚や出産などのライフイベントをどう乗り越える?

保育職は女性の割合が多く、産休や育休に対する理解や制度の整備がきちんとしているイメージがあります。ただ、実際に保育士として多忙な日々を過ごす女性から見れば、「結婚や出産によいタイミングはいつ?」と迷ったり悩んだりしている方も多いのではないでしょうか。

結婚や出産後も保育士として活躍していきたい女性保育士が、ライフイベントをどう乗り越えるか、いったん退職する場合のポイントも含め詳しく説明していきます。

現在の保育園で働き続ける場合

まずは今働いている保育園の産休・育休制度を詳しく確認してみてください。実際に何人が産休・育休を取得しているか、取得率や復帰率などを確認すると実際の制度の運用状況がわかります。住宅手当など、結婚すると適用されなくなる福利厚生制度もあるので、自分が利用している制度も含め全体をしっかり理解しておくと安心です。

近年は、保育士人材不足を背景に雇用環境の改善や働き方に融通が利く保育園が増えています。

結婚や出産によって育児や家事に専念する必要がある場合は、時短勤務やパート勤務へと働き方をシフトできるという園もあります。

福利厚生や働き方を変える制度の有無に関わらず、在籍する保育園の上長に気軽に相談できればベストです。産休・育休取得をサポートしてもらえる環境が整っているかどうか、探っておきましょう。

一度退職し転職・再就職を意識する場合

結婚や出産を機に他の園に転職、あるいは一度育児に専念するため退職したいと考えている場合、今の職場から円満に退職できるよう準備する必用があります。

ポイント① 退職のタイミングはなるべく年度替わりの3月にする

保育園児のケアをする重要な仕事である保育士。中途半端な時期に急に退職をすると、園児や保護者との関係や、業務の引き継ぎなどで周囲に大きな負担をかけることになります。やむを得ない事情があるようなケースを除き、クラス替えや卒園など、園児との関わりも区切りを見届けることができる年度が変わるタイミングでの退職がオススメです。

また、保育園側は欠員を埋める保育士を雇用するための求人を出す必要があるので、遅くとも退職予定前年の10月頃には退職する旨を伝えておきましょう。

ポイント② 短期での退職を避ける

再就職をする際、あまりに短期で離職した経歴があると選考で不利になることがあります。特に、1年未満での頻繁な離職は印象が悪くなります。「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」と思われないよう、退職のタイミングは計画的にスケジューリングしてください。

再就職の選考では、面接で退職理由を尋ねられる可能性がかなり高いため、前向きな理由と退職時の配慮などをきちんと答えられるようにしておきましょう。

ポイント③ 早めに園長先生に相談する

結婚や出産の目処がたち、退職を決意したらなるべく早く園長先生に相談しましょう。円満かつ円滑な退職に繋がります。

保育園側では、人員補充などの都合があります。気持ちよく送り出してもらうためにも、周囲が困らないような配慮が必用です。その後の保育業務を円滑に進めるため「退職の予定は他の先生方には伝えないで欲しい」などの要望も聞いてもらえます。保育園の体制変更に関わる部分は、自分だけで判断せず周囲に積極的に相談する心がけを持つことが大切です。

産休や育休からカムバックしやすい保育士職

元々女性の比率が高く、保育士の退職理由の約4割が結婚や出産、妊娠によるものと言われています。また、自分自身の出産や子育ての経験が活かしやすいのも保育士という仕事の大きな特徴です。そのため、子育て中の保育士にとっても働きやすい仕組みや制度の拡充が進んでいます。

配置基準の変更などで、人材不足が懸念される保育士職。結婚や出産などのライフイベントがあっても仕事を続けられるよう、働き方の多様化も広がってきました。フルタイムからパートタイムへの移行、同じ会社の別の保育園への異動、退職を経て別の保育園に就職などさまざまな選択肢があります。自分の家族や生活とやりがいある保育の仕事を両立させられるよう、自分に合った働き方を探ってみてください。

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