これから保育士をめざし、保育士試験を受験しようとしている皆さま！

2024年の後期試験から筆記試験の解答方法が変更になる、ということはご存じでしょうか？

どんな風に変わるの？難しくなるの？という点は気になる所ですよね。

そこで、今回は保育士試験　筆記試験の解答方法変更についてご紹介したいと思います。

 

保育士試験　筆記試験の解答方法変更

【公式HPには何と書いてあるの？】

さて、保育士養成協議会の公式ホームページの発表では、解答方法変更について以下のように記載がされています。

 

【例題をみてみよう】

上記の説明だけだと、実際にはどんな風に変わるの？ということが分かりづらいですよね。

そこで、例題を見てみましょう。

 

例題）

問１　次のうち、五領域として、正しいものを３つ選びなさい。

　　１　健康な心と体

　　２　人間関係

　　３　環境

　　４　道徳性・規範意識の芽生え

　　５　表現

正答は２の人間関係、３の環境、５の表現です。

※１と４は幼児期の終わりまでに育ってほしい姿です。

 

マークシートに正答２と３と５だけを塗りつぶしたら正解です。

正答の一部だけ塗りつぶしていても不正解です。

 

問題の指示どおり３つ塗りつぶしていても正答をぬりつぶしていなければ不正解となります。　

 

今までの試験では、選択肢を1つ選ぶという解答方式しかなかったのですが、これからは上記のような正しい選択肢を複数選ぶという解答方式が出てくる、ということが変更点です。

 

保育士試験は難しくなるの？簡単になるの？

さて、ここまで解答方式がどのように変更されるのか、という点について紹介をしてきましたが、これから保育士試験を受ける方にとって、気になる点は「保育士試験は難しくなるの？」「簡単になるの？」という点だと思います。

 

断言はできないのですが、正確な知識がないと正答しづらくなる可能性があります。

もし、試験中に全くわからない問題があった時、カンで選択肢を選ぶこともあるかもしれません。

この時、5択のなかから1つの正解を選ぶのと、2つの正解を選ぶのでは、確率から見て1つの正解を選ぶ方がカンが当たる可能性は高いでしょう。

また、先の例題でもご紹介した通り、2つの選択のうち1つだけが正解だったとしても、部分点はもらえずに不正解となります。

 

ここまで聞くと、難しくなるように感じる方もいらっしゃることでしょう。

 

しかし、保育士試験は暗記自慢を競う試験ではありません。

今回の解答方法変更は、保育士の必要な知識や適性を持っている人が合格しやすくなるように、試験の作り手側が問題の難易度を調整することができるものでもあるのです。

そのため、まんべんなく知識をもっている方にとっては難易度が下がる、という可能性も十分にありえるのです。

 

【試験を受けるうえで大切なこと】

①問題文をしっかり読みましょう

各問題文の中には、必ず正答数が指示されています。

「うっかり解答数を間違えて不正解になってしまった！」ということがないように、しっかり問題文を確認してくださいね。

 

②確実に正解であるもの、不正解であるものから確認をしましょう

もちろん、まんべんなく知識を持って試験に臨むことが最も大切ではありますが、そうは言ってもわからない問題はでてくるもの。

そんな時は、自らの持っている知識の中で、確実に正解だと分かる選択肢と、確実に間違っていると思う選択肢を確認してみましょう。

複数回答をする問題では、もしかしたら「確実に間違っている選択肢」をつぶしていくことで「正解の選択肢」が浮かび上がってくるかもしれません。

 

 

保育士試験の解答方法変更について、恐れすぎる必要はありませんが、試験本番に慌てることが無いように事前に変更点を知っておくことはとても大切です。

しっかり準備をして、落ち着いて試験に臨んでくださいね。

 

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