保育士の仕事&キャリア
2024.01.30 更新
保育士の就職で失敗しないコツ!いい求人を見分けるための6つのポイントとは?【後編】
就職・転職活動中の保育士さん、それぞれに大切にしたい求人の条件やポイントがあると思います。自分にとっての「良い保育士求人」が何か、を6つのポイントで見極めていただけるよう整理しご紹介します。
前編ではお給料や福利厚生などの条件をどう読み解くか、を解説しました。後編では、自分に合った職場を見つけるポイントをピックアップします。
園の規模や保育方針、見学の可否など「良い保育士求人」を見つけるヒントをみていきましょう。
③職場の求める人材の姿を見極める
保育施設にはさまざまな園の形態があります。「事業所内保育施設」「小規模保育施設」「認可保育所」「認定こども園」「病児/病後児保育室」とそれぞれで園の規模や預かる子どもの数も全く異なります。
アットホームな職場で子どもひとりひとりに向き合った保育がしたいのか、大規模な施設で大勢の子どもたちに関わりたいのか。求職者として働く「自分のイメージ」と園が求めている「人材のイメージ」がかけ離れていないか、一度よく考えてみることが大切です。
また園によっては応募に対し年齢の規定があったり、必要とする保育士としての経験が提示されていることもあります。そういったケースではそもそも条件に合致しないと応募対象にならないことに注意しておきましょう。
あるいは応募自体は可能でも、求人票を良く読むと事務所の求める人材像と自身がかけ離れているケースもあります。効率的に就職活動を行うためにも、求人にはすみずみまで目を通しておきましょう。
④施設見学を利用する
日々その職場に勤務するうえで、職場の雰囲気というのは非常に大切です。好条件だと思って就職しても、雰囲気になじめなければ楽しく仕事をすることができません。
保育業界は、職員間や保護者との人間関係が密になりやすい業種でもあるので、職場の雰囲気を事前に知っておくことができれば安心です。
求人票やホームページに職員間や保護者とのコミュニケーション方法についてや、園の雰囲気が実際に伝わってくるような写真が掲載されていることが多いので参考にしてみてください。
ただ、より確実なのは施設見学を活用することでしょう。求人やホームページに掲載できる情報には限度があります。興味を持った保育園へはぜひ見学を申し込みましょう。職場の雰囲気や保育士さんの様子を実際に見ると、働く自分の姿を具体的に想像することができるようになるはずです。
⑤園の保育指針をチェックする
保育園や運営企業のホームページを見ると、保育指針や独自のカリキュラムなどが掲載されており、園ごとの独自性がわかります。
保育指針は、園の雰囲気や職員として求められる姿に反映していることが多いので、応募の前にしっかりと目を通しておきましょう。保育方針を理解し、共鳴できる保育園であれば、面接の際のアピールにも役立ちます。
⑥常に求人を掲載している園
大規模な企業が運営している保育園や、新設されたばかりの園の場合、継続的に求人が掲載されていることが多いようです。求人数が多くても、説明会や園見学を積極的に開催し、保育現場の実際を見せてくれる保育園であれば問題はあまり無いかもしれません。
しかし、なかには「離職率が高く、保育士が定着しない」ために常に求人を掲載している保育園もあります。常態的な人手不足の原因として「業務量に対する給与の低さ」「残業の多さ」「人間関係のトラブル」といった問題が潜んでいる場合があるので、注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?保育士求人の応募先を決める際、「近場にある」「家賃補助や借り上げ社宅制度がある」といったメリットだけに目を奪われて即決したり、逆に理想的な条件にこだわるあまり、なかなか応募の決心がつかず転職活動が迷走してしまうことがあるかもしれません。
転職活動をするうえで大切なのは「自分にとって良い求人」をハッキリ定義し、「譲れない部分」を明確にしておくこと。この記事の内容を参考に、自分にとって大切な条件の順位を整理して、あなただけの「良い保育士求人」を見つけてみてください。
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