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保育士の仕事&キャリア

2024.01.16 更新

保育士の就職で失敗しないコツ!いい求人を見分けるための6つのポイントとは?【前編】

「給与が多い」「持ち帰り業務や残業が少ない」「人間関係が良好」

就職・転職活動中の保育士さんにとって、大切にしたい求人の条件はさまざまだと思います。ご自分にとっての「良い保育士求人」が何か、明確になっていますか?

例えば、「アットホームな職場で子どもひとりひとりに向き合って保育をしたい」と思っている保育士さんにとって、「給与は高いけれど、大規模な一斉保育を行っている園」は「良い環境」とは言えないでしょう。

このように、保育士の就職において失敗しないためには「自分にとって何が良い求人なのか」をしっかりと決めておくことが重要です。

今回の記事では、保育士の皆さんが「良い求人」を見極めるヒントや判断基準となるチェックポイントを6つに分け前後編でご紹介します!

①給与の見方

とくにことわりがない場合、求人の月給は「額面」で記載されています。「額面」とは、基本給に各種手当を含めた額のことを示しており、実際に保育士の皆さんが受け取る「手取り」はここから社会保険料や所得税、住民税などを差し引いた金額(概ね額面から20%を差し引いた額)となります。

園によっては通勤手当・時間外手当などを含まない「基本給」のみを記載していることもあるので注意しましょう。もし、あなたにとって必要な手取りの額が決まっている場合、これらの知識を元に計算をしてみてください。

月給制の場合でも「完全月給制」「月給日給制」の2つの計算方法があります。

完全月給制は、あらかじめ月の給与が決まっており、変動しません。いっぽう月給日給制は給与の月額は決まっていますが、遅刻・早退・欠勤などがあった場合は減額されます。月単位の手当などは固定されており、多くの企業で採用されている給与体系です。

「固定残業代(みなし残業)」と求人内に記載があった場合、給与の中にすでに一定分の残業代が含まれているということにも留意しておきましょう。

その場合にはみなし残業の時間が何時間なのか、みなし残業の時間を超過した場合に残業代が支払われるのかは必ずチェックしておきましょう。

②待遇におけるチェックポイント

続いては待遇における重要ポイントです。「社会保険」「賞与」「試用期間の有無」「出産サポート」などを確認しましょう。

社会保険は「雇用保険・労災保険・厚生年金保険・健康保険」の4つを指します。雇用保険と労災保険に関しては法律で全ての事務所が加入を義務付けられていますが、厚生年金保険と健康保険に関しては加入していない事務所もあります。その場合、保育士各自が保険に加入しなければならないので必ず確認しておきましょう。

続いては賞与。賞与は主に前年度の実績などといった「目安」で記載されており、給与などとは異なり業績などと比例して変動的に支払われるものだと考えておきましょう。

また、就職してからの初年度は賞与が支払われないケースなどもありますので、そういった記載がないかも細部までしっかり目を通しましょう。

試用期間ですが、雇用形態に関わらず採用から一定期間を「試用期間」と定めている求人にはある程度注意が必要です。なぜなら、求人票にある諸条件は基本的には「本採用」を迎えてからのものであり、試用期間中は給与などが本採用時より少ない場合があるからです。

そのため、試用期間があるとしたらその期間はどれぐらいなのか、本採用との待遇の差はどれほどあるのか。不明点がある場合求人にしっかり目を通すか、それでも分からなければ面接で質問してはっきりとさせておきましょう。

また女性が多い保育士職でとくに大切な要素として、結婚出産といったライフイベントを経ても仕事を継続できるのか?という点があげられます。

例えば求人票に「産休・育休・介護休暇あり」と記載されていたとしても、実際には取得実績がなかったり、職場における暗黙のルールで職員が制度を利用せずに退職する、などといったケースもままあります。

長く働きたいと考えている場合は、産休の取得実績が実際にあるのか、職員の復帰率がどれぐらいなのかという部分までしっかりリサーチしておきましょう。

まとめ

前編ではお給料や福利厚生といった条件面を中心に取り上げました。後編では、職場が自分に合っているかどうかを見極めるポイントをご紹介します。

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