保育士の仕事&キャリア
2023.05.27 更新
保育士の実態調査からわかる「潜在保育士が保育園を辞めた理由と働く理由」中編
全国で95万人いるともいわれている潜在保育士。保育士として働いていたけれど産休・育休後、「わたしは家庭と仕事、両立できる?」と不安を感じ、復職に踏み切れない人も多いようです。
東京都が保育士の資格をもつ人を対象に行った「令和4年度東京都保育士実態調査」から見えた潜在保育士の復職への本音とは?潜在保育士の背中を後押しする保育園・HOPPAの取組みもご紹介します。
「条件があえば働きたい」が潜在保育士の本音
「東京都保育士実態調査」で、過去に保育士として働いたことがある人に「東京都内で保育士として働きたいか?」とたずねたところ「雇用の条件さえ合えば働きたい、または保育の仕事に転職したい」と回答した方は約6割でした。
保育士として働いていない事情は人それぞれですが、条件さえ合えば、また保育士として復職したい人が一定数いることがわかりますね。
潜在保育士が求める復職の条件とは?
では、潜在保育士は復職するために、どのような条件を望んでいるのでしょうか?保育士として働く場合に求める条件をたずねたところ、「勤務時間(1日)」が73.8%でもっとも多く、「給与等(年収)」が69.0%、「通勤時間(61.6%)」、「勤務日数(57.3%)」という結果になりました 。
時間単位で勤務する形での復職意向を聞いた質問(平成30年度東京都保育士実態調査)では約72.7%が「はい」と回答し、「配偶者あり・子供あり」の人では、78.9%にものぼります 。
さまざまな理由で時間に制限がある場合が多い潜在保育士ですが、ライフスタイルに合った勤務が可能であれば保育士復帰への意欲は高そうです。
出産後に復職できる保育園ってどんな園?
出産や子育ての経験を保育士の仕事にぜひフィードバックしてほしいと考える保育園では、ママさん保育士が働きやすい環境を整えています。
例えば、認定こども園、プレミアム保育園(認可外保育園)、認可保育園、幼稚園を中心に全国で95園を運営するHOPPAでは出産を控えた保育士は産前産後休業制度や育児休業制度を利用。実に、9割以上の保育士さんが復職を果たしています。復職後も子育てと仕事のバランスをとれるよう時短勤務制度があり、入社1年を経過したのち利用が可能です。
出産や育児の体験は保育士としての仕事に必ず活きるはずです。家庭と保育士の両立は無理…とあきらめる前に、保育園・HOPPAの説明会に参加してみませんか?もちろん、話を聞くだけでもOK!復職への不安がある人は、説明会スタッフにぜひ相談してみてくださいね。
続く後編では、復職までの習得したい知識や技術に注目。研修が充実した園なら安心ですよね。HOPPAの取り組みもご紹介します。
-
保育士の実態調査からわかる「潜在保育士が保育園を辞めた理由と働く理由」前編
-
保育士の実態調査からわかる「潜在保育士が保育園を辞めた理由と働く理由」後編